長期的な取引をするならぜひ知っておくべき!

ロールオーバーの基本

簡単に言ってしまうとポジションの持ち越しを行うことなのですが、その仕組みはなかなか複雑です。

通常、市場において外国為替取引を行うと、約定日から2営業日以内に通貨の受け渡しを行わなければいけません。つまり、2営業日以内に決済を行いたくない場合にはロールオーバー処理を行う必要があるのです。
ロールオーバーを行うことによって、期限を気にすることなく決済注文がいつでもできるようになります。

ロールオーバーの仕組み

まず、ロールオーバー処理開始時(ロールクローズ)に持っているポジションが一旦反対売買されます。
それによってその日の損益が確定し、口座へ反映されます。その後スワップポイントを考慮したレートによって再度約定し直します(ロールオープン)。

これがロールオーバーといい、通常ニューヨーククローズ時をまたいで持っているポジジョンに対して自動的に行われます。
この処理によって損益が毎日確定していくので、日ごとの損益計算はこれをもとに計算するとよいでしょう。